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2011年03月03日

True Grit / トゥルー・グリット

True Grit 〜日本公開2011年3月18日〜

truegrid.jpg

間違いなく、(これまでのところ)今年最高の映画です!!!
『RED/レッド』、『Tron/トロン』もすばらしかったが、こちらが若干ウワテか☆

1969年の西部劇映画のリメークです。
コーエン兄弟がこのたびは監督をしました。

比較のため、参考までに旧作も鑑賞しましたが、旧作と酷似しています。
逐一、シーンのひとつひとつ、起こることが旧作と全く一緒!!
ルースターのアイパッチ(黒い眼帯)から、着ているのものの風合い、色合い、各自が乗る馬の色まで一緒で、とっても笑えました:)

コーエン兄弟もなかなかやってくれました。
このリメークはさらにパワーアップで確実に見ごたえあります!

でも、リメークのほうは、最後がちょと残念。
コーエンはいつもエンディングをワケ分からなくするので有名ですがね。
今回はワケわかりますが、旧作のほうが希望にあふれる終わり方です。
でもあまり詳しく言うとネタバレになるので、下記で詳細を。


おススメ度 95点 / 100点

これがアメリカンマインドの真髄でしょう。
アメリカ人の気質そのものを表現したような映画で、私のアメリカ人の義父も、旧作でアイパッチの男を演じた「ジョン=ウェイが自分のヒーローだ」と言っているように、若者たちはこの映画から学ぶことがたくさんあると思います。

(私事ではありますが、個人的にはルースターが私の義父と重なって仕方がありません。私の義父には、ジェフ=ブリジーズのような寛大さ、厳しさがあります:)

砂漠の荒野で、味方が敵になり、敵が見方になり、油断大敵いつ殺されるかの世界。
旧作のジョン=ウェイも良かったが、このリメークのジェフ=ブリッジーズも、有名なすごく経験豊かそうな人格者で、ルースターの役を完璧に、いや完璧以上に演じていたと思います。

そして何気にマット=デーモン!
旧作に酷似させたメークアップのため、登場してもなかなかこの男がマット=デーモンだとは、分かりづらいと思います。
でも、マットの役はかなり面白いタイプの男なんですが、演技もすごかったですよ☆

そして少女マティー。
可憐だけど強気で、このタフなウエスタンの荒野を生き抜くだけのガッツを持っている、まっすぐな少女。
誰もがこの少女を支え、応援したくなることでしょう。

本格的なウエスタン衣装、革製品に、当時のイギリスから移民してきたまんまの、ゴージャスドレス。
それらのアメリカの砂漠の荒野、荒れた大地とのミスマッチ。
過酷な自然のなか、人々が苦労してかろうじて建てたような建物。。。
今から町が始まるのか、それとも人間の努力が大自然によって打ち壊されてしまうのか、戦う人間たち。
その人間同士も、戦い合い、信用できるのかできないのか、敵か味方か、どうやって自分が栄えていくのか。
いや〜、本当にタフな世界です☆

そしてその中で人間らしく支えあい、愛する気持ち。
すごく良かったです。

本当にタフな生活を乗り越えてきたんだな〜と思わせる、タフななかのタフさは、まさにこの映画のタイトル『トゥルーグリット (真の根性)』で締めくくられています♪

本当に、2回でも3回でも観たい映画でおススメ。
私はこの映画で心を洗われたような気がします。
こういった良い話が後世に受け継がれていくのは素敵なことです。
コーエン兄弟に感謝!!



〜以下、最後のシーンについてネタバレ〜




ひとつ不満なのは、少女の将来。

リメークでは、コーエン兄弟は、毒蛇にかまれたこの少女を身障者にしてしまいました ; 
なんで、片腕がごっそりないの!?

しかも、そのせいか結婚もできずに年老いてしまいます。
そして、数十年ぶりにアイパッチのルースターを訪れるのですが、ルースターは訪れるちょっと前に亡くなっていて会えずジマイ><
ここも冴えない!
そして、この身障者の年老いた少女が、ルースターの墓の前にたたずみ、終了。

これはないでしょう!!!!!!

1969年の本作では、少女は若いまま終わります。
手は吊っていますが、そんなに切断するほどの重症でもなく、元気で健常者のままです。
そして、ルースターは馬で元気に走り去ります。

ブログ上の言葉だけではうまく伝えることができず、残念なのですが、あのシーンがまたアメリカンマインドの真髄をあらわす肝だとも思うのです。

気さくで親切、貸し借りも考えずに、してやれることをできるだけしてやり、見返り求めず、この子を愛する気持ちを残したまま、馬で元気よく飛び跳ねながら走りさるルースター。
これからは少女は少女の、ルースターはルースターの人生を歩んでゆく、任務を終えてお互いの人生に戻っていくシーン。
でも、さよならは永遠のさよならではなく、いつでも遠くから見守っているよという、永遠の友情。
だから、別れるときも寂しくもなく、お互いの Good Luck を祈る気持ち。
そして、万が一また少女に何かあったら、またすぐルースターが飛んできて助けてくれそうな感じ。

私には旧作の最後のルースターの後ろ姿がとても印象的で、また、エンディングの少女の晴れやかな笑顔が、傑作の感動のシーンの一つだと思うのに、コーエン兄弟がそこを変えてしまったのがとても残念で仕方ありません ><

まあ、コーエン兄弟はいつも最後を変にする、というのがモットーであり、今回はまだマトモな終わり方をした映画のうちで許せるほうですが、映画の醍醐味のひとつが奪われてしまったことについてはすごく不満です。


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posted by ruff ruff at 00:00 | マイアミ ☁ | Comment(0) | 西部劇 (Western)
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